水量40トンの自作池

池の水量は30トンあります。水は地下水と水道水を利用しています、地下水は昭和34年に掘った深さ25m井戸からポンプで水を汲み上げています。
池には、春先から初夏にかけて睡蓮の花が咲きます。
池の濾過設備と水の循環図です。図をクリックすると拡大図が見られます。
  
沈殿槽
池の底に溜まった沈殿物が地下のパイプを通リこの四角いコンクリ−ト槽(沈殿槽)に集まります、ここに集まった沈殿物は地下に有る4トンの地下槽で微生物等で処理されます。この槽で処理でききれなかったゴミ(落ち葉)等が次の機械に行きます。
 
濾過設備
濾過槽群
個別の槽の説明は下に記載しました。
トルネードキャッチャー
沈殿槽からきた水がトルネ−ドキャッチャ-という機械で更に小さなごみ落ち葉等を取り除きます。この機械は湧清水と四角い箱の間にある小さい機械です。
「湧清水」全自動の池水濾過機 濾過槽
湧清水と言う全自動の池水濾過機です.。この機械は人がいっさい手を触れる事無く汚れた池の水を綺麗にしその水は池に戻し、汚物は地下槽で微生物処理します、又、アオコ(緑色に濁った水)も取リ、透き通った水をつくる事も出来ます。
湧清水で処理した水は、そのまま池に戻してよいのですが更に綺麗にします。この箱は濾過槽といいます、箱の中は3槽にわかれています。
1番2番槽の中にはビニロツクフィルタ−と言う濾材が入っています。ここには池水浄化バクテリアが棲みアンモニア等を処理します。
3番槽は牡蠣殻が入っていますこれは、酸性雨などで酸性濃度が濃くなったときに牡蠣殻が溶け出しアルカリと酸が中和して、錦鯉の棲みよい水が出来ま
す。
濾過槽 除鉄槽
1番目の槽だけでも十分なのですがトコトン綺麗にします、箱の中は3槽にわかれています。1槽目は黒真珠と言う生物濾材が入っています。2槽目はゼオライトというアンモニア等を吸着処分するものが入っています。3槽目は水まると言う軽量セラミツクスリング濾材です、遠赤外効果もあり水をまるくします。
この槽は2槽式の除鉄槽です、井戸水に鉄分が多く用水として長い間使用すると鯉の成長や体色に悪影響が出る可能性があるそうです、その為に鉄分を取リ除く為の装置です。砂、炭,Gネット等自作です、思考錯誤でほぼ完成。
  
ハウス池
温度調整はエアコン、ファンヒ−タ、扇風機、等で行います。水槽温度は専用のボイラ−で25度を保ちます。治療室、鯉の色々な病気もこのハウスで治します、特に穴あき、南天治療等。飼育室、自家産の小さい鯉も育てます、中には3トン、2.5トン、をはじめ7つの水槽があります。当地の外池は、冬場水温が4度まで下がり鯉は冬眠してしまい動きません、写真を見ているのと同じです、そのつまらなさを解決するのがハウス池です。25度の水槽に外池から優秀鯉を集め泳がせ楽しみます、これが一番の目的かも
  
その他
鯉の糞、餌の残り、木の葉等が池水を汚濁、腐敗してアンモニア等となり、水質を悪くし鯉に悪影響を与えます。糞、餌等は濾過して池外に排出し、アンモニア等は浄化バクテリアで綺麗な水になります。又、新水を補給し池水を希釈、排水し池水の入れ替えも必要です。