私のアクティブライフ 2013年
 その65 紅葉
  2013年11月
 晩秋の越後へ行って来ました。

越後の予報は傘の出番が多そうですが関東平野では最高の行楽日和です。

 久々に美人の添乗員さんでしたが、事情がありアップではお見せできません。

 バスは45人乗りですが今日のお客さんは35名くらいです。初めての体験ですが後部2列、9名で利用する座席を4名で使う事が許されました。
 前列の方達には申し訳ないですが4名で借り切った状態です。

 長いトンネルを抜けると傘が必要と考えていましたが、湯沢では青空も見えていました。いつ誰と来たかは思い出せませんがこのドライブインには立ち寄った事があります。
 しかし、錦鯉関係で来る場合は東京から小千谷まで高速ですからここには寄れません??
誰と何時来たか悩みますが。

 早めの昼食を湯沢で頂きました。美味しい魚沼産コシヒカリと越後名物の鍋、日本海の美味しい海産物でした。

 ここのドライブインでは錦鯉が売られていました。いわゆる裾(すそ)と言われるものですが元気は良いです。


 食事を頂き、バスは目的地に向かいます。車窓から見る山は葉が色ずき始まっています。
また、この辺りには良質な蜂蜜が採れそうなアカシアが随分見られます。自生しているのか?養蜂家が植えたのか?

 新潟県十日町松之山地区のブナ林です。随分昔、木炭にする為全て伐採され坊主山になったそうですが、その後芽が吹き約80年で今の美しい林になったそうです。
 もちろんボランティアを募って手入れをしているそうです。約1万坪あるそうです。

 哀愁漂う雰囲気。美人林と言うきれいな名をつけられたこの林の中にもこのような情けない方が来ていました。ふくはらさん兄弟のようです。

 美人林の入り口付近で野菜が売られています。あまり肥よくではなさそうな畑ですが立派に育っています。唐辛子が目立ちます。なにか冬場の虫除けに使うのでしょうか?

 越後松之山「森の学校「キョロロ」というそうです。「キョロロ」とは田植の季節南国から渡って来てブナ林で子育てをするアカショウビンのなき声にちなんでつけられたそうです。
 ここは雪国の自然体験・ものづくり体験などをする所だそうです。

 森の学校で最高の展示品だそうです。
 『滋賀卯助』という昆虫学者が集めた昆虫が約4,000展示されているようです。

 私にも作れそうなものもありました。
 これを作れば、じいちゃんはすごいとなりそうですが今時、材料集めもたいへんそうですね。

 新潟県柏崎市の松雲山荘に着きました。素晴らしいライトアップの紅葉が見られるという事で期待していましたが。雨はこのタイミングをねらったかのように降り出しました。
 傘を広げせっかく来たのだからと順に散策をと歩き出しましたが至る所に水溜りが出来ていて前には進めません。

 皆さん立ち止まりどうにもなりません。その時この様なところが大好きな幸子さんが屋外の茶室を見つけ軽くお茶を頂く感じで覗いたところ、奥に木村茶道美術館があると案内されました。
 雨の勢いに押されて美術館へとなりました。

 時代を感じる古い掛け軸を読んで説明を聞きますが、心の準備が出来ていませんでしたので一部だけしか理解出来ませんでした。与謝蕪村がどなたかに送った手紙です。

 この方ですが、単なる案内人かと思っていましたが、先生と呼ばれています。
 お茶を極めた方かこの道の学芸員でしょうか?茶道について難しい説明をしてくれました。

この方がお茶を点ててくれます。

 お茶にはお菓子ですね。見るからに上品そうです。箸のようなもので頂くものと思っていましたが箸ではなく手で頂きました。

 点てたお茶をこの方が目の前まで持って来てくれます。
お茶を頂いたあと茶碗の説明を聞きました。なんとこの茶碗の値段は家一軒分するそうです。
粉引大編笠 李朝 16世紀  400年前の茶碗で国宝級だそうです。恐れいりました。

 妻が頂いた茶碗です。楽焼貫 銘冬の 葦原十五代 楽吉左衛門というそうです。

 瀬沼さん御夫婦が頂いた茶碗です。
手前のが萩茶碗は銘 玉椿 人間国宝の三輪休和 作だそうです。幸子さんが頂きました。
奥の茶碗は志野茶碗 人間国宝の加藤卓男 作だそうです。正昭さんが頂きました。

 100年近く前に造られた名園だそうですが、雨の為中を見ることはできませんでした。

 今夜お世話になるホテルです。3000人収容できるそうです。ホテルグリーンプラザ上越。

 このホテルは新館と旧館から出来ています。簡単に迷子になりそうです。

 大きなホテルですが、部屋から見渡す限りスキー場が広がっています。間もなくスキー客で賑わうのでしょうか。

 何処へ行っても一番楽しみな時間です。

 食べ過ぎました。腹ごなしにカラオケです。皆さん上手です。

 2日目も前日と同じ座席を割り振っていただきました。ありがたいですね。

 三条燕で洋食器工場を見学。このおばさんが大きなプレスなどを使いドラえもんのスプンができるまでを実演してくれます。

 弥彦神社へ向かいます。
昭和57年上越新幹線開通を記念して作られたそうです。高さ30mの大鳥居です。

 弥彦神社外苑のもみじ谷です。良いタイミングで紅葉しています。

 この神社では11月、弥彦菊祭りと称して新潟県菊花展覧会が開催されるようです。規模的には出品数、出品品目において日本最大規模だそうです。

 弥彦神社本殿です。地元の人は昔から「おやひこさま」と呼ばれ親しまれているそうです。

弥彦山ロープウェーで弥彦山山頂へ向かいます。

 弥彦山ロープウェー駅からの眺めです。随分登ったようです。

 弥彦山山頂に着きました。

 山頂展望レストランで季節の山菜おこわを頂きました。

 良く晴れていればこの山の山頂から佐渡ケ島が見えるそうですが、今日はうっすらと見えるだけです。

 弥彦山パノラマタワーです。360度回転しながら海抜600mまで10分くらいで上ります。日本海が見えます。

 越後平野も眼下に広がります。パノラマタワーからの眺めです。

 山頂には電波塔がいくつもあります。日本海を挟んだ国の情報などもこのアンテナで収集でしょうか?

 山頂と駐車場を結ぶ我が国初の傾斜式エレベーターだそうです。狭そうですが30人乗りだそうです。

 寺泊に向かいます。北陸、上信越地方ではこのところ雨が続いています。川幅いっぱいまで大きな流れになっています。

 寺泊の鮮魚センターです。ここで買い物です。随分にぎあっていそうです。

 さぞかし安い買い物ができるのかと思っていましたが鮮魚については安いとは感じませんでした。

 高速から見える高い山では冬の準備が始まっています。寒そうです。

 渋滞にもあわず予定通りバスを降りる事が出来ました。昭和の雰囲気漂う地下街で仕上げの一杯です。

 行く所では説明などを良く聞いているつもりでも最近はよく聞き取れないことが多くなりました。
 松雲山荘について気になった事を柏崎観光交流課にお尋ねしました。この方はどのような方でしょうか?先生と呼ばれていたようですが?
鈴木 様
いつもお世話様です。回答が遅くなりすいません。
松雲山荘にお越しいただき、ありがとうございました。
山荘でお客様に、いろいろ説明をされる方の身分でありますが、「講師」という身分で、教員OBの方が多いようです。
また、ボランティアでご協力をいただいているようです。

宜しく願いします。

 お茶を点ててくれた方と茶碗の説明をしてくれた方についてもお聞きしました。別の件で観光案内所に 話しを聞いたついでに聞きました。
 この方達はボランティアで普段はゲートボールを楽しんだり山荘の草取りもしているそうです。山荘運営には協力的な方が多いそうです。


 私が頂いたお茶の茶碗ですが家一軒分と言われましたが、いくらくらいですか?とは聞けませんでした。

 数年前、茨城県にある大手石材問屋さんで15mはありそうな大きな石像について話をしました。
この石像はいくらくらいするのですかと聞いた所、家一軒分だと言われました。私は3,000万円くらいですかと言ったところ9,000万円だと言われてしまいました。
 その時の事を思い出してお茶碗の価格は聞けませんでした。

 随分長く生きていますがこの様な席でお茶を頂いた事はありませんでしたが流れで私が一番先に頂く事になってしまいました。
 お茶を点ててくれた方が作法はわかりますか的な事を言われたような気がしました。とっさに中学校の時にテーブルマナーでやった事がありますと答えましたが実際はナイフとフォークの使い方でした。とっさとは言えいい加減な言葉がすんなり良くでました。
 次回、この様な機会があっても何とか対処できそうです。ちなみに菓子のお皿ですがこれも立派なものだそうです。

 最近はアカシヤが山間部にまで自生しています。今回の旅行でも随分目立ちました。
アカシヤから良質の蜂蜜が採れるそうです。

 私の知人がアカシヤから蜜を採取するようになってから、この木が何処にでもあることに気がつきました。
知人は山梨県の山小屋の管理人をしながら養蜂家としても知られてきているそうです。
白く透通り上品な味、香りです。
混ぜ物をしていない為高価ですが注文しておかないと手に入らないそうです。

 1日目の昼食を頂いたドライブインにジャンボタニシが売られていました。この味も忘れられないですね。
 山古志村で使用していない池で繁殖させています。池から上げたら1週間くらいきれいな水の中に入れて泥などを吐かせます。うどんの汁くらいの味で半日くらい煮込みますと良いつまみになります。
 このタニシは体内で子供を育てます。食べる時に楊子でうまく引き出します。その時に貝の中で小さい子貝が入っていれば大当たりです。

 タニシの子貝です。タニシの中に子タニシがいた時の柔らかい貝殻の食感はなんとも言えません。一言で珍味です。
 この小さいタニシは殻ごと頂きます。普通に酢味噌で頂くタニシとはまるで別物です。

 2日間特別席を与えて頂いた添乗員さんには感謝致します。運転手さんも添乗員さんもお客を降ろしてからもたいへんな仕事が待っているようですね。有難う御座いました。